「老人と海」海外文学の代表作!感想とあらすじについて

気持ちが温かくなる本

今回おすすめする本は、アメリカを代表する超有名作家「アーネスト・ヘミングウェイ」の「老人と海」です。

海外文学を読んだことのない方にはぜひおすすめしたい作品です。

はじめての海外文学という方にはぜひこの作品は入門編になるかと思うので

この作品から読んでみるのをおすすめします。

かつて活躍してた老人の漁師が海に出てカジキを釣り上げることができるのか?

と釣り上げるまではハラハラして読んでいくことができます。

最後まで読み進めるとすっきりした気持ちでは終わらないのが

海外文学の作品であるのかもしれません。

日本の作品との違いも楽しめると思います。

まず海外文学入門編のこの作品から読んでみるのをおすすめします。

「老人と海」のあらすじ

舞台はキューバ。漁師をしている一人の老人「サンチャゴ」は、ここ最近不漁が続き一匹も釣れない状態が続いていました。

同じく漁師で助手をしている少年と不漁を嘆いている。少年のためを思いサンチャゴは、

別の船に乗って稼いでいいと告げる。今後は一人で漁に出る覚悟を決める。

そして意を決して海に小さな子船で海に出ます。 そして、長い時間経過したときについに、

サンチャゴの釣り糸に大きなカジキがかかります。もともと一本釣りの装備しかなく、

釣り糸と腕に絡めて力ずよく暴れるカジキと格闘することに。そのカジキはサンチャゴの乗る船よりも大きく、

なかなか吊り上げられない。3日間、不眠不休で戦い続けてようやく吊り上げることができるのでした。

しかし、その過程でカジキの体から血が流れだしていた。優々と陸に戻ろうと船を動かしていると、血の匂いを嗅ぎつけた

サメが次々と襲ってきました。そして3日間苦労して釣ったカジキを啄んでいってしまのです。

「老人と海」から学んだこと

決意の末に海に出て、努力したことが無かったことになっていく。

無残にも食べられていくカジキの姿はまさに諸行無常の一言です。

ヘミングウェイは人物、人となりはとても大柄でダンディな人だそうです。しかし元々はとても気弱な少年でした。

今作の「老人と海」では、ヘミングウェイのそういった両面性が表れていると思います。

カッコイイ男らしい漁師が晩年ひと花咲かそうとするも、残念な結果となる。

ここにダンディズムの洗練さと虚しさがあると学びました。

「老人と海」から今後役立てたいこと

海外文学の代表作である本作は、ヘミングウェイという人物について入門編になると思います。

ここで得られた興味や、ダンディズムについてのとらえ方。別の著書にもこの見方は応用できるとおもいます。

また、本作を読むにあたってめぼしい海外文学(主にヘミングウェイですが)について調べました。

そして、今では海外文学全般に詳しくなることができました。もしまだ海外文学が未読または苦手な方がいたら、

本作あたりから読み始めてはどうでしょう。

「老人と海」の感想

今作の「老人と海」では初老の漁師が海に出るまでは、読み手として頑張ってほしいと思います。

しかし結末まで読んでしまうと、いったい何のために頑張ったのか、なにも残らなかったのかとモヤモヤします。

でもそのモヤモヤこそ読み手への問題提起ではないでしょうか。とてもわくわくして、切なくなる作品です。

「老人と海」のイマイチだったところ

海に出た後ですが、非常に長いカジキとの戦いになります。

アクションシーンですが結構鈍重な印象でした(これはこれでいいのですが)。

より躍動感があれば、素直にカッコイイと思える下りだったのではないでしょうか。

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